Jazzの街

岡崎市がジャズの街というのは、ご存知ですか?
意外に岡崎市民も知らなかったりすることもあります。

でも、なぜ岡崎市がジャズの街なんでしょう。

1.ジャズの街といわれるわけ

レコード約12,000枚をはじめ、オープンリールテープ、雑誌、オーディオ機材など膨大な資料がリブラ岡崎に展示されています。いわゆる「内田修ジャズコレクション」というやつですね。

「内田修ジャズコレクション」とは

内田修さんから岡崎市に寄贈されたジャズのコレクション。

常設展示はジャズレコードや関係書類、譜面、楽器などがあります。
ジャズレコードは12,308枚もあるんです。その内訳は下記。

輸入盤LPレコード 4,742枚
国内盤LPレコード 7,566枚

「レコード視聴コーナー」では、貴重なレコードを聴くことができます。
テーマによって入れ替えているので、行くたびに新しい発見があるかも!

「プライベート・テープ試聴コーナー」では、高柳昌行率いる新世紀音楽研究所の演奏が聴けます。
渡辺貞夫や日野皓正ら日本を代表するミュージシャンたちが出演したヤマハ・ジャズ・クラブのプライベートテープが聴けるんです!

「ドクターズ・スタジオ」では、内田修さんが病院内につくった本格的オーディオルーム兼スタジオが再現されているんです。
オーディオ装置、楽器、音響調整卓、調度品類は当時のまま展示されており、レコードコンサートが開催されていますよ。

内田修ジャズコレクション展示室概要

所在地 岡崎市図書館交流プラザ(愛称:Libraりぶら)2階
愛知県岡崎市康生通西4丁目71
開館時間 9:00~21:00
休館日 水曜日(祝日開館)、年末年始(12/29~1/3)
駐車場 あり
入館料 無料

2. 内田修さんってどんな人?

外科医でジャズ愛好家として知られる内田修さん。
「Dr.U(ドクター・ユー)」「Dr.Jazz(ドクター・ジャズ)」と呼ばれています。

岡崎市の産婦人科医院に生まれ、名古屋大学を卒業したのち、インターンとして岡崎市民病院に勤務したことも。
1961年に岡崎市で外科を開業し、様々なジャズミュージシャンと親交を深めていました。

親交のあるジャズミュージシャン

  • 秋吉敏子
  • 宮沢昭
  • 渡辺貞夫
  • 菊地雅章
  • 富樫雅彦
  • 日野皓正
  • 山下洋輔

1993年には、ジャズコレクションを岡崎市に寄贈。
現在では、「内田修ジャズコレクション」として展示されています。

3.ジャズのイベント 岡崎ジャズストリート

岡崎市ではジャズのイベントとして「岡崎ジャズストリート」が毎年11月に開催されています。
2015年には10周年を迎えました。

有料会場と無料会場でジャズの演奏があります。
2015年は当日券4,500円で、1日どの会場にも入場できるパスポートチケットでした。

岡崎ジャズストリート過去の開催

第1回 2006年11月4日(土)、5日(日)
第2回 2007年11月3日(土)、4日(日)
第3回 2008年11月1日(土)、2日(日)
第4回 2009年11月7日(土)、8日(日)
第5回 2010年11月6日(土)、7日(日)
第6回 2011年11月5日(土)、6日(日)
第7回 2012年11月3日(土)、4日(日)
第8回 2013年11月2日(土)、3日(日)
第9回 2014年11月1日(土)、2日(日)
第10回 2015年11月7日(土)、8日(日)

4.岡崎市民も意外と知らないトリビア

岡崎市の小中学校では、ジャズの出前コンサートが開催されています。
子供たちに人気のある曲をジャズにして演奏してくれたり好評のようですよ。